よくインスタのDMで「絨毯はどちらで購入しましたか?」とお問い合わせいただきます。
- とても素敵だけど高いんでしょ?
- 猫がいるのに大丈夫なの?
- かなり大きいけど手入れはどうしてるの?
- どこでどうやって買いましたか?
- 日本では購入できないよね?
と言った感じです。とてもわかります!その気持ち!
しかも話を聞いてみると「本物だから100万円と言われました。」や、「一生もつと言われて…。」など、毎回びっくりするような内容です。
私はトルコ絨毯を購入して5年ほどですが、使用感やおすすめななところ、値段やどういった経緯で購入したのかをご紹介します。
トルコ絨毯を購入した場所はトルコのカッパドキア
我が家の絨毯は「トルコ絨毯」なんですが、こちらはトルコへ旅行へ行った時にカッパドキアの専門店で購入しました。絨毯はツアーの合間に連れて行かれるタイプの絨毯屋さんで、工場の横に体育館のような広い場所に絨毯が大量に並んでいて見学させていただきました。
元々インテリアは好きなのでトルコへ行ったらランプは絶対に購入しようとかなり大きなスーツケースにパッキングのプチプチを入れてバイヤーのように旅たちました。
絨毯もいいものがあれば購入したいとは思いましたが、日本でのデパートの催事で見かける程度で詳しくはなく、しかもトルコ絨毯といえば100万円を超えるような高級品のイメージなのでまさか本当に購入するとは思いしないまま。
実際にカッパドキアの工場で手織りの織子さんたちが丁寧に織っている姿や、シルクを繭から作り出す工程にそれはそれは感動しましたが、それでもいい勉強になったな。いいもの見せてもらえたなと思う程度。「この大きさはいくらくらいなの?」「これはシルク?ウール?何が違うの?」と質問攻めの私に係の方は購入してくれるかと熱心に答えてくれました。
5年ほど前(2017年)の出来事なので参考になるかわかりませんが私の購入した時のことお話ししたいと思います。
トルコ絨毯とペルシャ絨毯の違い
とっても簡単に言うと織りかたの違いだそうです。ペルシャはシングルノット、トルコはダブルノットと言う手法で糸を1本か2本で織るかの違い。そのためペルシャの方が模様が細かいらしいです。トルコの方が2本で織ってるので丈夫と言われたりしてます。私の絨毯はトルコ織りのシルクです。
裏を見ると違いがわかるそうですが、参考までにトルコ絨毯の裏はこんな感じです。かなり厚みがあるのがわかりますでしょうか?
どちらがいいと言うことはなく好みの違いでしょう。どちらも人間の手で1本1本結んで仕上げていくので大きさや模様によっては1人で1年かけて1つの絨毯が出来上がるそうです。
それでは高いはずですね。その人の1年分のお給料分払わなくてはいけないのですから。ちなみにトルコでは羊の養殖が盛んでウールが9割シルクが1割とのことでした。ウールの方が丈夫でシルク方が手触りが良く、艶があると言うことでした。トルコへ行くと美しいブルーのタイルで装飾されているモスクと呼ばれる寺院がたくさんあります。そこで水色に近いブルーをトルコブルーと呼ぶそうです。私はこの美しいトルコブルーに一目惚れしてしまいました。
ちなみに「キリム」と呼ばれるものは織子さんの手織りではなく機織りになります。
トルコ絨毯の丈夫さ
トルコでは嫁入り道具の1つと言われている絨毯ですが、嫁入りに持ってきてそのまま一生使用するそうです。それで一生物と言われてるのかもしれません。本来は夏はひっくり返してサラッとした状態で使用したり、年に一回はベビーシャンプーで洗うそうです。
私も1度お風呂に漬け込んで洗ってみたのですが、水を含んだらあまりの重さで持てなくなりました。夫と息子の大人2人で抱えて運んでもらうほどです。その後も何日干しても生臭い香りが…。最終的には床暖房をつけて乾燥させましたが部屋中に匂いが充満して大変な思いをしました。
乾燥したトルコでは外で干したらきっとすぐ乾くと思いますが湿気大国日本では無理がありました。専門の業者は特別な乾燥機を使用するそうで2度と自分では洗わないと決めました。
その後一度も洗ってませんが、猫が爪を研いでもほつれることはもちろんなく、とにかく丈夫です、猫が吐き戻しをすることもありますがぎっしり織られているので中に浸透することもなく、拭き取ればシミにもなりません。流石の丈夫さです。
トルコ絨毯のお値段
トルコ絨毯を購入しようと考えている方の一番気になるところはお値段ではないでしょうか?
私は23万で購入しました。もちろんカードで。この時のトルコの旅費が20万円くらいだったので、旅費も合わせれば43万円という事になります。日本で100万円と言うなら現地で購入した方が半額以下ですね。しかも今はリラがかなり安くなってるのでレートで考えればもっと安くなってると思います。実際はコロナの影響で行くことはかないませんが。
旅行のお値段
話はそれますが、私が行った旅行会社はターキッシュエアラインと言う会社です。日本語ペラペラのトルコの方がガイドと添乗員でバスでトルコを移動するのに運転手の3人でツアーしてくれます。トルコはインフラが発達していないので、個人旅行は高速バスを乗り継いでかなり大変らしいです。トルコを回るならツアーが断然おすすめです。
運送費
23万の中に運送費も含まれています、船で送られてくるので3週間ほどかかりました。現地で絨毯の裏に油性ペンでサインした自分で選んだ商品が届きます。なので実際届いたら色味が少し違うとか不良品が届くと言ったことはないようになっていました。
日本で買うなら?
大きさは300×250センチのかなり大きめのタイプになります。手織りのシルクで23万円。これが高いか安いかは皆さんにお任せします。私はかなりの高額の商品と思いましたが納得して払いました。ネットではもっと安いものも有るし、高いものも有るし、言い値と言われればもう基準が分かりませんが、どなたかの参考になればいいなと思います。
一生持つのか?と言われればわかりません。最近人気のヴィンテージ絨毯のように味が出るといいなとは思ってますがこればかりはあと10年20年経たないとなんと言えないところです。
どこで買ったらいいの?
たまにインスタグラムで「うちのトルコ絨毯を宣伝して欲しい」と片言の日本語でDMが届きます。私は納得して買いましたがもしかしたら、ぼったくられていたかもしれないし、本物かと言われれば「多分本物」としか言えないし、みんなにおすすめ!ここで買えば間違いないよ!なんて言えません。なので全てお断りしています。
本物を購入するために気をつける事
ここで買ったよ!なんてリンクが貼れればよいのですがそれができなくてほんと申し訳ないし、どうやって選んだら失敗しないか?もはっきりとは言えません。
高級な物ですし、きっと何十年も使用出来るので、できるだけ失敗しないように気をつけるとしたら、
- 裏地を見て、手織りかどうか判断する。
- 横から見てダブルノットかシングルノットか見る。
- どこからの商品なのか確認する(今は中国産がとても多いそうです)
- 自分がその絨毯にその金額を出してもいいか。
- 本当に気に入った柄や手触り(結局本能w)なのか。
これは私の感想なんですが、この絨毯と別にイスタンブールで玄関用のマットも購入しました。こちらは路面店で1500円とかの格安の物。柄と大きさだけで購入しました。あとニトリのラグも持ってますが、それらと比べるとトルコ絨毯は全く滑りません。なぜかわからないけど(大きいのもあるかもだけど)猫が走り回っても、人が滑っても動きません。これも本物か見分けるの少し役立つかな?
以上が私の購入した経緯とお値段と5年使用した感想です。私は購入してよかったなと、毎日目にするものだし、ブランドバックを買うよりは断然いい投資だったかな?と思ってます。
絨毯の他によくお問い合わせいただくテーブルはこちらです👇
[clink url=”https://yuka-wai.com/archives/4102″]
最後まで読んでくれてありがとうございました。ブログランキング参加してます。よろしくお願い致します。